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妊娠中 飛行機はいつまでOK?安全な搭乗時期と快適な過ごし方

妊娠中に飛行機に乗れるのはいつまでか、安全に搭乗できる時期や、快適に過ごす方法について不安を感じていませんか?この記事では、妊娠週数ごとの搭乗目安や航空会社の規定、さらにはエコノミークラス症候群などのリスク対策、機内での過ごし方まで、知っておきたい情報を網羅的にご紹介します。ご自身の体調と赤ちゃんの安全を第一に考え、適切な準備をすることで、妊娠中の飛行機旅行も安心して計画できるようになります。

1. 妊娠中に飛行機に乗る前に知っておきたいこと

1.1 妊娠中の飛行機利用は出産をサポートしてくれる専門家への相談が必須

妊娠中に飛行機での移動を計画されている場合、何よりもまず、ご自身の健康状態を最もよく把握している専門家へ相談することが非常に重要です。飛行機の搭乗は、気圧の変化や限られた空間での長時間滞在など、母体と胎児に影響を与える可能性のある要素を含んでいます。そのため、安全な旅行のためには、専門家の判断とアドバイスが不可欠です。

相談の際には、以下の点を具体的に伝えるようにしましょう。

  • 現在の妊娠週数
  • これまでの妊娠経過や既往歴
  • 現在の体調(つわり、貧血、むくみなど)
  • 旅行先の情報(移動時間、気候、衛生状況、医療体制など)

専門家は、これらの情報に基づき、搭乗の可否や適切な時期、機内で気を付けるべきこと、旅行先での注意点などを具体的にアドバイスしてくれます。特に、切迫早産や妊娠高血圧症候群などの合併症がある場合や、多胎妊娠の場合は、より慎重な判断が求められます。専門家からの同意が得られない場合は、無理な搭乗は避け、別の移動手段を検討するようにしてください

1.2 航空会社の規定を確認する重要性

妊娠中の飛行機搭乗には、各航空会社が独自の規定を設けています。これらの規定は、母体と胎児の安全を最優先するために定められており、航空会社によって内容が大きく異なる場合があります。搭乗前に必ず、利用する航空会社の公式ウェブサイトを確認するか、直接問い合わせて詳細を確認することが極めて重要です

確認すべき主な項目は以下の通りです。

これらの情報を事前に確認し、必要な書類を準備することで、搭乗当日の混乱を避け、安心して旅行に臨むことができます。規定に沿わない場合、搭乗を拒否される可能性もありますので、必ず出発前に最新の情報を入手してください

2. 妊娠中 飛行機はいつまで搭乗できる?時期の目安と航空会社規定

妊娠中の飛行機搭乗は、時期によって母体と胎児への影響が大きく異なります。安全に旅行を楽しむためには、ご自身の妊娠週数と体調を把握し、航空会社の規定を事前に確認することが極めて重要です。この章では、妊娠週数ごとの搭乗目安と、国内主要航空会社の規定について詳しく解説いたします。

2.1 妊娠週数別 飛行機搭乗の安全目安

妊娠の進行に伴い、体は日々変化します。飛行機搭乗の可否や注意点は、妊娠週数によって目安が異なりますので、ご自身の状況に合わせて慎重に判断してください。

2.1.1 妊娠初期(安定期前)の飛行機利用

妊娠初期は、一般的に妊娠0週から15週頃までを指します。この時期は、つわりによる体調不良が起こりやすく、流産のリスクも比較的高いとされています。そのため、飛行機に限らず、長距離移動や激しい活動は避けることが推奨されます。

特に、妊娠12週頃までの搭乗は、万が一の事態を避けるためにも、できる限り控えるのが賢明です。どうしても搭乗が必要な場合は、体調に異変がないか細心の注意を払い、無理のない計画を立てることが大切です。

2.1.2 妊娠中期(安定期)の飛行機利用

妊娠中期は、一般的に妊娠16週から27週頃までを指し、俗に「安定期」と呼ばれています。この時期は、つわりが落ち着き、流産のリスクも初期に比べて低下するため、比較的体調が安定しやすいとされています。そのため、妊娠中の飛行機搭乗に適した時期であると言われることが多いです。

しかし、安定期であっても、長時間同じ姿勢でいることによる血栓症のリスクや、気圧の変化による体調不良の可能性はゼロではありません。搭乗前には必ず体調を確認し、不安な点があれば事前にご自身の状態を把握している方にご相談ください。

2.1.3 妊娠後期(臨月近く)の飛行機利用と注意点

妊娠後期は、一般的に妊娠28週以降を指します。この時期は、お腹が大きくなり、早産のリスクが高まるため、飛行機搭乗にはより慎重な判断が求められます。特に、妊娠36週以降の臨月に入ると、ほとんどの航空会社で搭乗が制限されるか、医師の診断書が必須となります。

航空会社によっては、妊娠28週以降から診断書の提出を求める場合もあります。また、妊娠36週以降や多胎妊娠の場合は、搭乗自体ができない、または同伴者の搭乗が義務付けられるなど、規定が厳しくなる傾向にあります。出産予定日間近での飛行機利用は、予期せぬ陣痛や破水のリスクも考慮し、できる限り控えるようにしてください。

2.2 国内主要航空会社の妊娠中搭乗規定

国内の主要航空会社では、妊娠中の搭乗に関して独自の規定を設けています。搭乗を計画する際は、必ず利用する航空会社の最新の規定を確認することが不可欠です。以下に一般的な規定の目安を示しますが、規定は変更される可能性があるため、必ずご自身で航空会社の公式ウェブサイトを確認するか、直接問い合わせるようにしてください

上記の表はあくまで一般的な目安です。各航空会社の規定は、搭乗する路線(国内線・国際線)や、多胎妊娠か単胎妊娠かによっても異なる場合があります。搭乗予定の航空会社に、早めに直接確認することをおすすめします

2.3 医師の診断書や同意書が必要なケース

妊娠中の飛行機搭乗において、特定の週数を超えると診断書や同意書の提出が義務付けられます。これは、母体と胎児の安全を確保するための重要な手続きです。診断書には、通常、以下の情報が含まれている必要があります。

  • 出産予定日
  • 単胎妊娠か多胎妊娠か
  • 妊娠経過が順調であること
  • 合併症の有無
  • 搭乗に支障がない旨
  • 診断書の発行日(搭乗日を含め7日以内など、有効期限が定められていることが多いです)

診断書は、かかりつけの医療機関で発行してもらうことになりますが、発行までに時間がかかる場合もありますので、旅行計画が決まったら早めに準備に取りかかるようにしてください。また、診断書の書式は航空会社によって指定されている場合があるため、事前に確認しておくとスムーズです。

2.4 多胎妊娠の場合の飛行機搭乗

双子や三つ子などの多胎妊娠の場合、単胎妊娠に比べて早産のリスクが高まります。そのため、航空会社の搭乗規定もより厳しく設定されていることがほとんどです。多胎妊娠の場合は、単胎妊娠よりも早い週数から診断書の提出が求められたり、搭乗可能な週数が制限されたりすることがあります。

例えば、単胎妊娠では妊娠35週まで搭乗可能な航空会社でも、多胎妊娠の場合は妊娠28週や32週までといった制限が設けられていることがあります。多胎妊娠で飛行機搭乗を検討されている場合は、必ず早めの段階で利用する航空会社に連絡し、詳細な規定を確認するようにしてください。また、診断書や同伴者の必要性についても、個別に相談することが大切です。

3. 妊娠中の飛行機搭乗で気をつけたいリスクと対策

3.1 エコノミークラス症候群(深部静脈血栓症)の予防

妊娠中は、血液が固まりやすくなる傾向があるため、エコノミークラス症候群(深部静脈血栓症)のリスクが高まります。これは、長時間同じ姿勢でいることで足の血管に血栓ができやすくなり、その血栓が肺に飛んで肺塞栓症を引き起こす可能性のある病気です。飛行機内は座席が狭く、長時間座り続けることが多いため、特に注意が必要です。

3.1.1 機内での水分補給と適度な運動

エコノミークラス症候群の予防には、こまめな水分補給が非常に重要です。機内は乾燥しているため、意識的に水分を摂るように心がけてください。ただし、カフェインを含む飲み物やアルコールは利尿作用があるため、避けるのが賢明です。水やお茶、ジュースなどを積極的に飲みましょう。

また、座ったままでもできる適度な運動を取り入れることが大切です。例えば、次のような運動を定期的に行いましょう。

  • 足首をゆっくりと上げ下げする運動
  • つま先を上げ、かかとを軸に回転させる運動
  • ふくらはぎを軽くマッサージする
  • 可能であれば、定期的に通路をゆっくりと歩く

これらの運動を、少なくとも1時間に1回は行うように心がけ、血流を滞らせないように工夫してください。

3.1.2 着圧ソックスの活用

エコノミークラス症候群の予防策として、着圧ソックスの着用も有効です。着圧ソックスは、足首からふくらはぎにかけて段階的に圧力をかけることで、血流を促進し、むくみや血栓の形成を抑える効果が期待できます。搭乗前から着用し、フライト中も継続して着用することをおすすめします。

選ぶ際は、ご自身の足のサイズに合ったものを選び、きつすぎず、快適に着用できるものを選びましょう。締め付けが強すぎると逆効果になることもあるため、注意が必要です。

3.2 気圧の変化が母体と胎児に与える影響

飛行機は上空を飛行するため、機内の気圧は地上よりも低くなります。この気圧の変化が、母体と胎児に影響を与える可能性があります。

母体には、耳の痛みや鼻詰まり、お腹の張りといった症状が出ることがあります。耳抜きをこまめに行ったり、唾を飲み込んだりすることで、耳の不快感を軽減できる場合があります。また、お腹の張りを感じたら、無理せず姿勢を変えたり、リラックスするよう心がけましょう。

胎児への影響については、通常、健康な妊婦さんであれば、機内の気圧変化が胎児に直接的な悪影響を与えることはほとんどありません。機内の酸素濃度は地上よりもわずかに低いものの、通常は問題ない範囲とされています。しかし、基礎疾患をお持ちの場合や、体調に不安がある場合は、事前にかかりつけの医療機関に相談し、飛行機搭乗の可否を確認することが大切です。

3.3 つわりや体調不良への備え

妊娠中の飛行機搭乗では、つわりや予期せぬ体調不良に備えることが重要です。特に妊娠初期はつわりがひどくなることがあり、機内の環境が症状を悪化させる可能性もあります。

つわり対策としては、エチケット袋や吐き気を和らげるための飴やガム、においの少ない軽食などを持参すると良いでしょう。また、気分が悪くなったときに備えて、アロマオイルなど、ご自身がリラックスできる香りのものを用意しておくのも一つの方法です。

体調不良を感じたら、無理をせずにすぐに客室乗務員に伝えましょう。体調が優れない場合は、座席を倒して休んだり、ブランケットを借りたりして、できるだけ快適に過ごせるよう配慮してもらうことが可能です。搭乗前に、ご自身の体調を把握し、無理のないフライトスケジュールを組むことが大切です。

3.4 緊急時の対応と事前準備

万が一、飛行中に体調が急変するなどの緊急事態が発生した場合に備え、事前の準備と対応策を知っておくことが重要です。

飛行中に体調が悪くなった場合は、すぐに客室乗務員にその旨を申告してください。客室乗務員は、緊急時の対応訓練を受けており、状況に応じて適切な処置やサポートを提供してくれます。必要に応じて、機内に医師や看護師が搭乗しているか確認したり、地上との連携を取ったりする場合があります。

緊急時に備えた事前準備として、以下のものを必ず携帯しましょう。

これらの準備をしっかり行うことで、安心して飛行機旅行を楽しむことができるでしょう。

4. 妊娠中の飛行機旅行を快適に過ごすための準備と工夫

妊娠中の飛行機旅行は、事前の準備と機内での工夫によって、より安全で快適なものになります。ご自身の体調を第一に考え、無理のない計画を立てることが大切です。

4.1 搭乗前の準備と持ち物リスト

飛行機に乗る前に、必要なものを準備しておくことで、安心して搭乗できます。特に妊娠中は、普段以上に持ち物に気を配りましょう。

4.1.1 母子手帳と保険証の携帯

飛行機を利用する際は、必ず母子手帳と保険証を携帯してください。万が一、機内や旅先で体調に変化があった場合、これらの情報は医療機関での診察や適切な処置を受ける上で非常に重要になります。母子手帳にはこれまでの経過や現在の状態が詳しく記録されており、迅速な対応につながります。

4.1.2 体を締め付けない服装と防寒対策

機内では長時間同じ姿勢で過ごすことが多いため、体を締め付けないゆったりとした服装を選びましょう。マタニティウェアや伸縮性のある素材の服は、お腹周りや足元を圧迫せず、リラックスして過ごせます。また、機内は空調が効いていて冷えることがあるため、カーディガンやブランケットなど、体温調節ができる防寒具を忘れずに持参してください。足元が冷えないように、厚手の靴下やレッグウォーマーもおすすめです。

4.1.3 お腹を冷やさない工夫

妊娠中は体が冷えやすい傾向にあります。特に機内は冷え込むことがあるため、お腹を冷やさない工夫が重要です。腹巻を着用したり、ひざ掛けやブランケットを携帯したりして、お腹周りを温かく保ちましょう。温かい飲み物をこまめに摂ることも、体を内側から温める助けになります。

4.1.4 機内で役立つグッズ

機内で快適に過ごすために、以下のようなグッズがあると便利です。ご自身の体調や好みに合わせて準備しましょう。

特に着圧ソックスは、エコノミークラス症候群の予防に非常に有効です。搭乗前から着用し、機内でも継続して使用することをおすすめします。

4.2 空港での過ごし方とサポート活用

空港での待ち時間や移動も、妊娠中の体には負担となることがあります。空港が提供するサービスを上手に活用し、無理なく過ごしましょう。

4.2.1 優先搭乗や車椅子の利用

多くの航空会社では、妊娠中の方を対象とした優先搭乗サービスを提供しています。優先搭乗を利用することで、混雑を避けてゆっくりと機内に入り、座席に落ち着くことができます。搭乗前に係員に申し出てください。また、広い空港内での移動が大変な場合は、車椅子の貸し出しサービスも利用できます。無理せず、積極的にサポートを求めることが大切です。

4.2.2 手荷物検査での配慮

空港の手荷物検査では、金属探知機を通る必要があります。通常、金属探知機は胎児に影響を与えるものではありませんが、心配な場合は保安検査員に妊娠中であることを伝え、ボディチェック(身体検査)を希望することも可能です。ご自身の安心のために、遠慮なく申し出ましょう。

4.3 機内での快適な過ごし方

長時間のフライトでも、機内での過ごし方を工夫することで、体への負担を軽減し、快適に過ごすことができます。

4.3.1 座席選びのポイント

飛行機の座席を選ぶ際は、以下の点を考慮すると良いでしょう。

  • 通路側の席:トイレへのアクセスがしやすく、頻繁に席を立って体を動かすことができます。
  • 前方席:乗り降りがスムーズで、到着後の移動も楽になります。
  • 非常口席:緊急時の対応を求められる可能性があるため、妊娠中は避けるのが一般的です。

事前に座席指定ができる場合は、ご自身の希望に合った席を確保しておくことをおすすめします。

4.3.2 リラックスできる姿勢と過ごし方

機内では、定期的に姿勢を変えたり、簡単なストレッチを行ったりして、血行不良を防ぎましょう。シートベルトは、お腹を圧迫しないように、お腹の下側(腰骨の位置)でしっかりと締めるようにしてください。ブランケットやクッションを活用して、腰や首をサポートすると、よりリラックスできます。気分転換に音楽を聴いたり、本を読んだりするのも良いでしょう。

4.3.3 食事と水分補給の注意点

機内では乾燥しやすいため、こまめな水分補給が非常に重要です。水やお茶など、カフェインを含まない飲み物を積極的に摂りましょう。機内食は、消化の良いものを選ぶか、事前に特別食(例: 低刺激食、フルーツミールなど)をリクエストすることも可能です。つわりなどで食欲がない場合は、無理に食べず、持ち込んだ軽食などで対応しましょう。アルコールやカフェインは、脱水症状を促進したり、胎児に影響を与えたりする可能性があるため、控えてください。

5. 妊娠中の飛行機海外旅行で特に注意すべきこと

5.1 現地の気候や衛生状況への配慮

妊娠中に海外へ渡航する際は、渡航先の気候や衛生状況に細心の注意を払う必要があります。現地の気候が日本と大きく異なる場合、急な気温変化や湿度に体が順応できず、体調を崩してしまう可能性があります。特に、寒暖差が激しい地域や、高温多湿な地域への渡航は、母体への負担が大きくなることを考慮し、慎重に検討してください。

また、現地の衛生状況も重要な確認事項です。特に注意したいのは、飲食物の衛生管理です。生水や生ものの摂取は避け、必ず加熱処理されたものや、信頼できる場所で提供されるものを口にするように心がけてください。手洗いを徹底するなど、基本的な衛生習慣を守ることも非常に大切です。

渡航先によっては、日本にはない感染症のリスクがある場合も考えられます。出発前に、渡航先の感染症情報を収集し、必要に応じてかかりつけの医療提供者に相談し、予防策について確認しておくことをお勧めします。虫刺されが原因となる感染症もあるため、虫よけ対策も忘れずに行いましょう。

5.2 海外旅行保険の加入と補償内容の確認

妊娠中の海外旅行では、万が一の事態に備えて海外旅行保険への加入が必須です。通常の旅行保険では、妊娠や出産に関するトラブルが補償対象外となるケースが多いため、妊娠中の旅行に特化した補償内容が含まれているかを必ず確認してください。

加入する際には、以下の項目について補償内容を詳しく確認しましょう。

保険会社によって補償内容や条件が大きく異なりますので、複数の保険商品を比較検討し、ご自身の状況に合ったものを選ぶことが大切です。不明な点は、必ず事前に保険会社に問い合わせて確認するようにしてください。

5.3 現地の医療体制と緊急時の連絡先確認

渡航先の医療体制がどの程度整っているか、事前に情報収集しておくことは非常に重要です。特に、緊急時に利用できる医療機関がどこにあるか、日本語が通じる医療スタッフがいるかなど、具体的に調べておくと安心です。

万が一の事態に備えて、以下の連絡先を控えておきましょう。

  • 現地の日本大使館または領事館の連絡先
  • 滞在先のホテルや宿泊施設の緊急連絡先
  • 現地の緊急医療機関の電話番号(救急車など)
  • 海外旅行保険会社の緊急連絡先
  • 日本にいる家族や友人への連絡先

可能であれば、かかりつけの医療提供者から、海外の医療機関での受診に関するアドバイスや、必要となる可能性のある書類について確認しておくと良いでしょう。母子手帳の英語訳や、ご自身の健康状態を説明できる簡単なメモなどを用意しておくことも有効です。

5.4 長距離フライトにおける特別な配慮

海外旅行では、国内旅行に比べて長時間のフライトになることがほとんどです。長距離フライトは、母体への負担が大きくなる可能性があるため、特別な配慮が必要です。

時差ボケは、体のリズムを崩し、体調不良の原因となることがあります。渡航先での時差を考慮し、フライト中から現地の時間に合わせて過ごすよう心がけたり、到着後は無理せず休息を取るなど、時差ボケ対策を意識的に行うことが大切です。

また、エコノミークラス症候群(深部静脈血栓症)のリスクは、長距離フライトで特に高まります。定期的な水分補給機内での適度な運動着圧ソックスの着用など、予防策を徹底してください。乗り継ぎがある場合は、乗り継ぎ時間を利用して、空港内を歩いたり、体を休めたりする時間を確保しましょう。

5.5 渡航先の情報収集と持ち物リストの再確認

出発前には、渡航先の最新情報を入念に収集しましょう。現地の治安状況、文化、習慣、食事の特徴などを知っておくことで、予期せぬトラブルを避け、安心して過ごすことができます。

また、これまでの章で紹介した持ち物リストに加え、海外旅行ならではの追加アイテムも考慮に入れてください。

  • 常備薬:普段服用している薬がある場合は、日数分を多めに用意し、機内持ち込み手荷物に入れておきましょう。現地の言葉で薬の説明ができるメモがあると安心です。
  • 母子手帳と診断書:海外でも提示できるよう、コピーや英語訳を用意しておくと良いでしょう。
  • 変換プラグ・変圧器:現地のコンセント形状や電圧に対応するための準備です。
  • 携帯用消毒液・ウェットティッシュ:外出先での手洗いが難しい場合に役立ちます。
  • 虫よけスプレー・かゆみ止め:感染症対策や、虫刺されによる不快感を和らげます。
  • 消化の良い食品・飲料:現地の食事が合わない場合に備えて、日本から持参すると安心です。

これらの準備をしっかり行うことで、妊娠中の海外旅行をより安全で快適に楽しむことができるでしょう。

6. まとめ

妊娠中の飛行機搭乗は、時期や体調によって注意が必要ですが、適切な準備と対策を講じることで安全に旅行を楽しむことができます。特に、かかりつけの医師への相談と、利用する航空会社の搭乗規定の確認は最も重要です。エコノミークラス症候群の予防や、機内での快適な過ごし方など、事前に知っておくべきポイントを押さえることで、安心して空の旅を満喫できるでしょう。ご自身の体調を最優先し、無理のない計画を立てることが何よりも大切です。何かお困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。

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江坂駅より徒歩3分。妊婦さんのお悩みに対応した治療院です。明るく清潔な院ですので、 初めての方でも安心してお越しください。

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